ASUSのポータブルゲーミングPC「ROG Ally X」は、AMD Ryzen Z1 Extremeプロセッサ、24GBのメモリ、1TB SSD、120Hz対応のフルHDディスプレイを搭載し、最新のゲームも快適にプレイできると注目されています。本記事では、非対称型マルチプレイヤーホラーゲーム『デッドバイデイライト(Dead by Daylight)』をROG Ally Xでどの程度快適にプレイできるのかを検証します。
この記事はこのように人におすすめです!
- ROG Ally Xの購入を検討しており、実際のゲームパフォーマンスが気になる方
- 『デッドバイデイライト』を外出先やベッドの上など、場所を選ばずに楽しみたい方
- Steam Deckや他のポータブルゲーミングPCとの比較を知りたい方
- 最適なグラフィック設定やバッテリー持続時間を把握して、快適なゲーム体験を求める方
- ROG Ally Xでの『デッドバイデイライト』の実際のフレームレートや操作感を知りたい方
この記事では、上記のような疑問やニーズを持つ方々に向けて、ROG Ally Xでの『デッドバイデイライト』のプレイ体験を詳しく解説しています。
ROG Ally Xの基本スペックと特徴

ROG Ally Xは、ASUSが提供する高性能な携帯型ゲーミングデバイスです。以下に主要なスペックをまとめます。
項目 | 詳細 |
---|---|
プロセッサー (CPU) | AMD Ryzen™ Z1 Extreme(8コア/16スレッド、最大5.10 GHz) |
グラフィックス (GPU) | AMD Radeon™ グラフィックス(RDNA™ 3、12コンピュートユニット、最大2.7 GHz) |
メモリ (RAM) | 24GB LPDDR5X |
ストレージ | 1TB PCIe Gen 4×4 SSD |
ディスプレイ | 7インチ、フルHD(1920×1080)、120Hzリフレッシュレート、IPSパネル |
バッテリー | 80Wh |
重量 | 約678g |
これらのスペックにより、ROG Ally Xは最新のゲームタイトルも高品質でプレイできる性能を備えています。
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『デッドバイデイライト(DbD)』の推奨スペックとゲーム特性
『デッドバイデイライト』は、非対称型のマルチプレイヤーホラーゲームで、4人のサバイバーと1人のキラーが対戦する形式です。ゲームは比較的軽量な部類に入り、推奨スペックは以下の通りで
- OS:Windows 10 64-bit
- プロセッサ:Intel Core i3-4170またはAMD FX-8120
- メモリ:8GB RAM
- グラフィック:DX11対応の1GB VRAM以上のGPU
このように、比較的低いスペックでも動作するため、ROG Ally Xのような高性能なポータブルPCでは、より高いフレームレートやグラフィック設定でのプレイが可能です。
実際のプレイ体験:ROG Ally Xでのパフォーマンス
実際にROG Ally Xで『デッドバイデイライト』をプレイした際のパフォーマンスは以下の通りです:
- 1080p(フルHD):中〜高設定で平均60fps前後
- 900p:高設定で平均70fps以上
- 720p:最高設定で平均80fps以上
特に、FSR(FidelityFX Super Resolution)などのアップスケーリング技術を活用することで、画質を保ちつつフレームレートを向上させることが可能です。また、Armoury Crate SEを使用してTDP(熱設計電力)を調整することで、パフォーマンスとバッテリー寿命のバランスを取ることができます。
快適にプレイするための設定と工夫
『デッドバイデイライト』をROG Ally Xで快適にプレイするためには、以下の設定や工夫が効果的です:
- グラフィック設定:ゲーム内のグラフィック設定を「中(Medium)」または「高(High)」に設定することで、画質とフレームレートのバランスが取れます。特に「中」設定では、60〜80fpsの安定したパフォーマンスが期待できます。
- 動作モードの選択:Armoury Crate SEを使用して、動作モードを「Turbo」に設定することで、最大30Wの電力供給が可能となり、ゲームのパフォーマンスが向上します。
- VRAMの割り当て:VRAM(ビデオメモリ)の割り当て量を6GBまたは8GBに設定することで、グラフィックのカクつきやゲームの起動問題を軽減できます。
- アップスケーリング技術の活用:AMDのFidelityFX Super Resolution(FSR)などのアップスケーリング技術を活用することで、画質を保ちつつフレームレートを向上させることが可能です。
他のポータブルゲーミングPCとの比較
ROG Ally Xは、他のポータブルゲーミングPCと比較して以下のような特徴があります:
- Steam Deck:Steam Deckは、Valve社が開発したポータブルゲーミングPCで、SteamOSを搭載しています。ROG Ally Xと比較すると、Steam Deckは独自のOSによりSteamゲームとの親和性が高いですが、WindowsベースのROG Ally Xは、より広範なゲームやアプリケーションに対応しています。
- Lenovo Legion Go:Lenovo Legion Goは、8.8インチの大画面を搭載したポータブルゲーミングPCで、視認性に優れています。ただし、ROG Ally Xは7インチのフルHDディスプレイを搭載し、120Hzの高リフレッシュレートにより滑らかな映像表示が可能です。
- MSI Claw A1M:MSI Claw A1Mは、IntelプロセッサーとArcグラフィックスを搭載した新しいポータブルゲーミングPCです。ROG Ally Xと比較すると、MSI Claw A1Mは異なるアーキテクチャを採用しており、ユーザーの好みによって選択が分かれるでしょう。
スペック比較表
機種名 | プロセッサ | メモリ | ストレージ | ディスプレイ | バッテリー容量 |
---|---|---|---|---|---|
ROG Ally X | AMD Ryzen Z1 Extreme | 24GB | 1TB SSD | 7インチ フルHD 120Hz | 80Wh |
Steam Deck | AMD APU | 16GB | 最大512GB | 7インチ 1280×800 | 約40Wh |
Lenovo Legion Go | AMD Ryzen Z1 Extreme | 16GB | 1TB SSD | 8.8インチ QHD+ 144Hz | 約49.2Wh |
MSI Claw A1M | Intel Core Ultra 7 | 16GB | 512GB SSD | 7インチ フルHD 120Hz | 約53Wh |
ROG Ally Xは、他の機種と比較してメモリ容量やバッテリー容量が大きく、長時間のゲームプレイやマルチタスクに適しています。また、120Hzの高リフレッシュレートディスプレイにより、滑らかな映像表示が可能です。
これらの比較から、ROG Ally Xは高性能なスペックと広範な互換性を備えたポータブルゲーミングPCとして、特にWindowsベースのゲームをプレイするユーザーに適しています。
結論:ROG Ally Xは『デッドバイデイライト』に適しているか?
ROG Ally Xは、その高性能なスペックと多機能性により、『デッドバイデイライト』を快適にプレイするための優れた選択肢です。特に、グラフィック設定を「中」または「高」に設定し、適切な動作モードやVRAMの割り当てを行うことで、滑らかなゲーム体験が可能となります。また、他のポータブルゲーミングPCと比較しても、ROG Ally Xはバランスの取れた性能と互換性を提供しており、幅広いユーザーにおすすめできる製品です。
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. ROG Ally Xで『デッドバイデイライト』は快適に動作しますか?
はい、ROG Ally Xは高性能なAMD Ryzen Z1 Extremeプロセッサと24GBのメモリを搭載しており、『デッドバイデイライト』を中〜高設定でスムーズにプレイ可能です。解像度を調整することで、より高いフレームレートを実現できます。
Q2. 最適なグラフィック設定はどのようなものですか?
以下の設定がおすすめです:
- 解像度:1920×1080(フルHD)
- グラフィック設定:中(Medium)または高(High)
- 動作モード:Armoury Crate SEで「Turbo」モードを選択(最大30W)
- VRAM割り当て:6GBまたは8GBに設定
- アップスケーリング技術:AMDのFidelityFX Super Resolution(FSR)を活用
これらの設定により、滑らかなゲームプレイが可能となります。
Q3. バッテリー駆動時のパフォーマンスはどうですか?
バッテリー駆動時は、電源接続時と比較してパフォーマンスが若干低下する可能性があります。しかし、Armoury Crate SEで適切な動作モードを選択し、グラフィック設定を調整することで、快適なプレイが可能です。
Q4. ROG Ally Xで外部ディスプレイに接続してプレイできますか?
はい、ROG Ally XはUSB Type-Cポートを通じて外部ディスプレイへの接続が可能です。これにより、大画面でのゲームプレイを楽しむことができます。
Q5. ROG Ally Xで他のゲームプラットフォーム(Steam、Epic Gamesなど)を利用できますか?
はい、ROG Ally XはWindows 11を搭載しており、Steam、Epic Games、Xbox Game Passなど、主要なゲームプラットフォームに対応しています。これにより、さまざまなゲームをプレイすることが可能です。
これらのFAQは、ROG Ally Xで『デッドバイデイライト』をプレイする際の参考としてご活用ください。さらに詳しい情報や最新のアップデートについては、ASUS公式サポートページをご確認ください。
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