『モンハンワイルズ』は次世代向けに開発された大規模ハンティングアクションで、これまで以上に凝ったグラフィック表現が話題です。
- シリーズ屈指の広大なフィールド
- 迫力あるモンスターの質感と動き
- リアルタイムで変化する天候や地形
こうした要素を**最高設定(ウルトラ画質)**で楽しむには、PC版でのプレイがとてもおすすめ。高解像度・高フレームレートで狩猟生活を満喫でき、ロード時間の短縮やMod対応などPCならではのメリットもあります。
おすすめゲーミングPC構成
まずはコスパ重視と**クオリティ重視(ハイエンド)**の2パターンで、想定価格帯と一緒にPC構成例を紹介します。
▼ コスパ重視構成(ミドルレンジ)
価格目安:15万~20万円前後
パーツ | 例 | ポイント |
---|---|---|
CPU | Intel Core i5-13400 AMD Ryzen 5 7600 | 6コア以上のミドルクラスで十分 |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4060 AMD Radeon RX 6700 XT | 1080p~1440p 高画質で安定 |
メモリ | 16GB(8GB×2) | ゲーム自体は16GBでOK。余裕あれば32GB |
ストレージ | 500GB~1TB NVMe SSD | SSDは必須。DirectStorage対応も考慮 |
電源 | 650W以上 | 余裕を持たせて安定動作を確保 |
特徴・メリット
- 1080p~1440p解像度で「高設定」~「最高設定」を目指す構成
- ミドルクラスGPU+最新世代CPUで、価格と性能のバランスが◎
- メモリは16GBでも十分動作。ただし将来的に32GB増設できると安心
こんな人向け
- 予算をなるべく抑えたい
- フルHD~WQHD(1440p)メインでプレイしたい
- 重すぎるオプションは多少調整してもOK

▼ クオリティ重視構成(ハイエンド)
価格目安:30万~50万円以上
パーツ | 例 | ポイント |
---|---|---|
CPU | Intel Core i7-14700K AMD Ryzen 7 7800X3D | 高クロック & 高コア数で余裕ある処理 |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4080 / 4090 AMD Radeon RX 7900 XTX | 4K最高設定でも60fps超を狙えるハイエンド |
メモリ | 32GB DDR5 | 他タスク並行や配信を視野に大容量がベター |
ストレージ | 1TB NVMe SSD(速度重視) | 高解像度テクスチャ対応時に容量に余裕 |
電源 | 850W~1000W程度 (80+認証) | ハイエンドGPU搭載で電力消費量が大きい |
冷却 | 240mm以上の水冷 or 大型空冷クーラー | 高発熱CPU/GPUを安定稼働させる熱対策 |
特徴・メリット
- 4K・ウルトラ設定でも高フレームレートで楽しめる
- 最新のCPU/GPUを投入し、将来の大型アップデートにも耐えられる
- 配信やマルチタスクにも余裕のスペック
こんな人向け
- 「最高の画質・最高のパフォーマンス」にこだわりたい
- 4Kや高リフレッシュレートモニターでリッチに遊びたい
- 予算には余裕があり、長く使いたい
主要PCパーツの選び方

● GPU(グラフィックボード)
- 最重要パーツ:グラフィック負荷の大半を担い、フレームレートや解像度に直結
- 公式推奨スペック:最低でもRTX 2060 Superクラス(VRAM 8GB以上)
- 目安
- 1080p~1440p(高画質):RTX 4060 Ti / RTX 4070 あたり
- 4K最高設定(60fps↑):RTX 4080 / 4090 などハイエンドが望ましい
- VRAM容量にも注意:高解像度テクスチャを適用する場合、VRAM 12GB~16GB以上推奨
おすすめモデル
- コスパ重視:NVIDIA RTX 4060 / AMD Radeon RX 6700 XT
- ハイエンド:NVIDIA RTX 4080 / 4090、AMD RX 7900 XTX
● CPU
- ゲーム内のAI・物理演算などを処理。GPUほどではないが、一定以上の性能は必須
- 推奨ライン:Intel Core i5 / AMD Ryzen 5 (最新世代で6コア以上)
- ハイエンド向け:Core i7 / i9 や Ryzen 7 / 9 でさらに余裕を確保
- 「CPUを変えるだけでFPSが20以上上がる」ケースはあまり多くないが、最低fpsの安定や配信にも関与
● メモリ容量
- 最低16GB推奨、他アプリ並行を考慮するなら32GB
- ゲーム自体には16GBで十分動くが、将来的に増設しやすいマザーボードを選ぶと◎
- 最新プラットフォームならDDR5、旧世代ならDDR4が安価
- クロック数よりも容量を優先。2枚構成(デュアルチャネル)で性能が安定
● ストレージ(SSD vs HDD)
- SSD必須:ロード時間短縮+DirectStorage対応で快適度が大幅UP
- 高解像度テクスチャで本体容量が100GB以上になる場合もあり、最低でも500GB~1TBは確保
- 速度重視ならNVMe SSD(PCIe接続)がベター。SATA SSDでもHDDよりは高速
- HDDはサブストレージ(録画データ・旧ゲーム)用途として割り切る
最適なプラットフォームの選び方
- PC版はSteam一択:現時点ではSteam版以外に公式のPC配信プラットフォームは未発表
- Game Pass対応は不明:発売直後のGame Pass入りは否定的との見方が強い
- Steam版ならコミュニティ機能や自動アップデートも便利
ノートPC vs デスクトップPC

▼ デスクトップPC
- 利点
- 冷却性能が高い→パーツの性能をフルに引き出しやすい
- パーツ交換・拡張で寿命を延ばしやすい
- 同じ性能ならノートより安価(コスパが高い)
- 弱点
- ある程度の設置スペースが必要
- 持ち運び困難
▼ ゲーミングノートPC
- 利点
- 持ち運び可能。場所を取らず、どこでもプレイ可能
- 最近のモデルは性能も向上しており、RTX 4060/4070クラスなら『モンハンワイルズ』高設定も射程圏内
- 弱点
- 冷却性能が限界的→長時間負荷でパフォーマンス低下の恐れ
- パーツ交換が原則不可(GPU/CPUを後から交換できない)
- 同等性能で比較すると価格が高め
結論
- 最高設定で4Kなどをフルに楽しむにはデスクトップPCが王道
- ノートで遊ぶ場合は、RTX 4060/4070以上搭載を選べばフルHD~1440pで快適に狩猟可能
- 持ち運び重視ならゲーミングノートも選択肢に入るが、予算は多めに見積もる必要あり

ゲーミングモニターの選び方
▼ 解像度
- フルHD(1920×1080)
- 最も普及している解像度
- 負荷が軽く、高フレームレートを出しやすい
- モニター価格も安価(1~3万円台)
- WQHD(2560×1440)
- 画質・負荷のバランスに優れ、近年人気
- フルHDより精細で美麗
- ミドル~ハイエンドGPUで安定する
- 4K(3840×2160)
- 極めて高精細な映像、圧倒的なグラフィック体験
- 負荷が大きく、ハイエンドGPUが必要
- モニター自体も高価格帯(約5~10万円以上)
▼ リフレッシュレート(Hz)
- 60Hzが標準的だが、144Hzや165Hzがゲーミングでは主流
- 高FPSを出せる環境なら、144Hz以上のモニターでより滑らかな動き
- 4K+高リフレッシュは高価格になりがち(例:4K@144Hz等)
▼ G-Sync / FreeSync
- 画面の**ティアリング(ズレ)**を防ぐ同期技術
- NVIDIAユーザー:G-Sync or G-Sync Compatible対応
- AMDユーザー:FreeSync対応を選ぶと効果的
- 近年は多くのFreeSyncモニターが、NVIDIAのG-Sync Compatibleにも対応
▼ おすすめ例
- 1080p@144Hz:コスパ最高、3万円前後で選択肢豊富
- 1440p@165Hz:WQHD+高リフレッシュのバランス最強
- 4K@144Hz:最高画質・超高フレームレートを両立したい方向け(GPU負荷&モニター価格が高い)
ゲーム内設定の最適化
『モンハンワイルズ』には細かなグラフィックオプションが多数存在します。ウルトラプリセットでも美麗な映像を楽しめますが、場合によっては以下の項目を調整するとパフォーマンスを引き上げつつ画質を保ちやすいです。
- アップスケーリング技術(DLSS / FSR)
- 内部レンダリング解像度を下げて性能を上げつつ、AIで高品質にアップスケール
- 4K環境など負荷が重い場合に特に有効
- フレーム生成(Frame Generation)
- RTX 40シリーズなど対応GPUなら、補完フレームを挟んで体感FPSを大幅に向上
- 1.5~2倍近いFPS向上も見込める
- 影の品質
- “ウルトラ”から“高”へ落としても視覚的な差は少なめ
- GPU負荷が高い項目なので、FPS向上に効果的
- 遠景描画(LOD)
- とても広大なフィールドのため、LOD設定を少し下げるだけでも負荷減
- テクスチャ品質
- VRAMに余裕があれば「最高」でもOK
- VRAM 8GB以下で高解像度テクスチャは厳しい
- モーションブラー
- エフェクト重視ならON、視認性重視ならOFF
- ゲーム性に影響するので好みが分かれる
よくある質問(FAQ)
Q1. 『モンハンワイルズ』の推奨スペックは?
A. 公式が公表している推奨スペック(1080p・中設定・60fps想定)は以下の通りです。
- CPU:Intel Core i3-12100 / i5-10400 もしくは Ryzen 5 3600
- GPU:RTX 2060 Super (8GB) / Radeon RX 6600 (8GB)
- メモリ:16GB
- ストレージ:SSD必須(75GB以上空き)
この構成であれば中設定~高設定に近い画質で60fpsを目指せますが、最高設定にはより上位のGPUが必要です。
Q2. ノートPCでも最高設定で遊べる?
A. ハイエンドノート(RTX 4080 / 4090 Laptop GPU搭載)なら可能。ただし以下に注意:
- 長時間の負荷で性能がやや落ちる(熱処理が厳しい)
- 4K最高設定は厳しく、フルHDや1440p程度に調整したほうが安定
- 将来のパーツ交換が難しいため、購入時になるべく妥協しないほうが良い
Q3. 予算が限られている場合、どこを妥協すべき?
A. 優先度が高いパーツを死守しつつ、後から増設できる部分を削るといいでしょう。
- GPU:性能不足だと最高設定が難しいので妥協しづらい
- SSD:ロード時間&DirectStorage対応のためHDDは避ける
- CPU:ミドルクラスで十分。Core i5 / Ryzen 5クラスでOK
- メモリ:16GBスタートで、余裕ができたら増設
- その他(ケース、冷却、電源など):最低限の品質は確保
Q4. 最優先でアップグレードすべきパーツは?
A. ボトルネックになりやすいGPU→SSD→メモリ→CPUの順に検討しましょう。
- 旧世代GPUなら最新GPUへ換装するだけで大幅FPS向上
- HDDからSSD化でロード激変
- メモリ8GB→16GBでカクつき緩和
- CPUは本当に必要なときのみ交換(マザーボードとの兼ね合いも要確認)
まとめ
- 『モンハンワイルズ』を**最高設定(ウルトラ画質)**で堪能するには、高性能GPU・十分なVRAM・SSDが鍵
- コスパ重視ならRTX 4060+Core i5+16GBメモリあたりのミドルクラス構成
- クオリティ重視ならRTX 4090+Core i7/i9+32GBメモリなど、4K狙いのハイエンド構成
- ノートPCでも近年は高性能化が進み、モバイル版RTX 4060/4070ならフルHD~1440pで快適にプレイ可能
- モニターは解像度・リフレッシュレートをGPU性能と予算に合わせて選ぶ
- ゲーム内設定の微調整(DLSS / FSR、フレーム生成、影品質など)で、画質とパフォーマンスの両立が可能
最高設定では圧巻のビジュアルに加え、高フレームレートかつスムーズなアクションが楽しめます。ハイスペック構成は初期投資が大きいですが、その分完成度の高いゲーム体験を得られるでしょう。この記事を参考に、ぜひ自分に合ったPC環境を整え、最高の狩猟ライフを満喫してください!
コメント