目次
Meta Quest 3と3sって何が違うの?
両方ともMeta社が開発するスタンドアロン型VRヘッドセットですが、見た目が似ている分「どこが違うの?」と気になる方も多いはず。
大きな特徴としては以下の点が挙げられます。
- 画質・レンズ
- Meta Quest 3は片目あたり2064×2208ピクセルのディスプレイとパンケーキレンズを採用
- Meta Quest 3sは1832×1920ピクセル+フレネルレンズ(Quest 2相当)
- 3の方が映像はシャープで、周辺視野までクリア
- 深度センサーの有無
- 3には深度センサーあり:将来的なMR機能向上が期待
- 3sはコストダウンのため非搭載
- 価格
- 3:発売当初は高価だったが値下げ後も依然やや高め
- 3s:5万円前後から手に入るためコスパ重視派に人気
- トラッキング性能
- どちらもSnapdragon XR2 Gen2チップを積み、ハンドトラッキングやPCVR接続が可能
- 処理性能に大きな違いはない
こうした差から、単純に「上位機=Quest 3」「より手頃で扱いやすい=Quest 3s」と考えるのが分かりやすいでしょう。
それぞれのスペックを比較してみよう
スペックをざっくり表にしてみると、次のようになります。
項目 | Meta Quest 3 | Meta Quest 3s |
---|---|---|
チップ | Snapdragon XR2 Gen2 | Snapdragon XR2 Gen2 |
ディスプレイ解像度 | 2064×2208(片目) | 1832×1920(片目換算) |
レンズ | パンケーキレンズ | フレネルレンズ |
深度センサー | 有り | 無し |
視野角(FOV) | 水平約110度 | 水平約96度 |
IPD調整 | 連続可変 | 3段階ステップ |
バッテリー駆動時間 | 約2.2時間 | 約2.5時間 |
重量 | 約515g | 約514g |
価格帯(128GBモデル) | 69,300円前後~ | 48,400円前後~ |
- 画質重視ならQuest 3、価格重視ならQuest 3sが無難
- 本体重量はほぼ同じで、装着感も共通点が多い
- 性能自体は同等でも、深度センサーやレンズの違いが映像体験を分けるポイント
リンク
リンク
価格帯の違いとコスパは?
- Meta Quest 3
- (値下げ後)128GBモデルで6.9万円台、512GBモデルは8.1万円程度
- 画質向上やMR機能への期待値を考えると「割高」とまでは言えない
- Meta Quest 3s
- 128GBモデルで4.8万円前後、256GBモデルで6.5万円ほど
- 使える機能はほぼ共通なのに、かなりお手頃
コスパを考えたときに「どこまで映像美にこだわるか」が分かれ道。
初めてVRを買うなら3sで十分、映像重視&先進的な機能をフルに楽しみたいなら3、といった棲み分けがされています。
どちらを買うべき?目的別におすすめを紹介

目的や好みによって「3が向いている」「3sでも十分」と変わってくるはず。
ここでは、代表的な使い方ごとにおすすめをまとめました。
初めてVRを体験するならどっち?
- おすすめ:Meta Quest 3s
- 理由
- 初心者が最初に手を出す価格として適度
- 処理性能が最新で不足なし
- Questシリーズ共通のゲーム・アプリが利用可能
- いきなり高額な3を買うより、まずは3sでVRの世界を知るのが吉
- 理由
- ただし…
- 「最初から最高レベルの画質を体験したい」「長く使い倒す予定」という方は3を検討するのもアリ
リンク
ゲーム中心に使いたい場合は?
- おすすめ:Meta Quest 3
- 高い解像度+パンケーキレンズで遠景やUIもくっきり
- FPS・アクション系のジャンルで視認性が有利
- 広めの視野角で没入感アップ
- 3sでも十分楽しめる場面
- カジュアルゲーム、フィットネス系、音ゲーなど
- 画質よりもゲーム内容の楽しさ優先なら「3sでも遜色なし」
リンク
動画・エンタメ重視なら?
- おすすめ:Meta Quest 3
- 高解像度・シャープなレンズで映画やアニメを大画面で美しく視聴
- 暗いシーンでの“ゴッドレイ”が少なく、映像に集中しやすい
- コスパを求めるなら3s
- 普通に観る分には3sでも十分きれい
- 4K相当の緻密な映像表現や字幕の見やすさを極めたい人は3を
リンク
実際に使ってみた!体験談レビュー
Meta Quest 3を使ってみた感想
- 画質のインパクト
- 2064×2208ピクセルの高精細画面で、粒感が激減
- 小さな文字も読みやすく、遠くのオブジェクトまでリアルに確認可能
- パンケーキレンズの快適さ
- 端がぼやけにくく、広めの視野角をカバー
- 映像の歪みが少なく、長時間でも疲れにくい
- バッテリーやストラップ
- 2時間前後の連続使用が可能だが、長時間プレイには追加アクセサリーで強化すると安心
- 標準ストラップはやや簡易的なので、後述のElite系ストラップへ交換を推奨
Meta Quest 3sの使用レビュー
- コスパの魅力
- 4~5万円台で最新チップ+カラーパススルー環境が整う
- Quest 2からのステップアップだと解像度も向上を実感しやすい
- フレネルレンズの限界?
- 明暗差の大きい映像で“光の筋”が出る場面もある
- ただし初VRの方はあまり気にならないことも多い
- 全体的な満足度
- 「安いのに快適すぎる!」という声多数
- VRデビューやサブ機として充分使える完成度
Meta Quest 3/3sにおすすめのアクセサリーは?
より快適に、より安全に、そして長時間楽しむためにはアクセサリーが欠かせません。ここでは定番のおすすめを3カテゴリに分けて紹介します。

詳しくは以下の記事で紹介しています!
あわせて読みたい




【厳選】『Meta Quest 3』VR体験が劇的に変わる!絶対に買うべき周辺機器8選!
『Meta Quest 3(メタクエスト3)』には、VR体験をさらに充実させ、より快適に遊ぶことのできる様々なアクセサリーが用意されています。この記事では、そんな周辺機器を...
快適さUP!ヘッドストラップ・フェイスカバー
- Eliteストラップ系
- Meta純正の硬めストラップで後頭部をしっかりホールド
- ダイヤル式でフィット感を微調整可能
- バッテリー内蔵タイプならプレイ時間を延長できて一石二鳥
- サードパーティ製ストラップ
- KIWI DesignやBOBOVRなどが人気
- 頭頂部を覆うハロー型など、形状で選べる
- フェイスカバー(接顔パッド)
- シリコン製やクッション製を装着すると汗や汚れ対策に便利
- 「VR Cover」など定評のあるメーカー品を選ぶと安心
収納に便利なケース・スタンド
- 公式キャリングケース
- ヘッドセットやコントローラーをまとめて収納
- ハードケースなので持ち運び時の衝撃にも安心
- サードパーティ製ケース
- サイズやデザイン、価格帯が豊富
- Eliteストラップを付けたまま入るものもある
- VRスタンド
- ヘッドセットとコントローラーを立てて保管
- ホコリや日光から守り、見た目もスマート
バッテリーや充電器で遊びを長時間楽しむ方法
- 充電ドック(公式・サードパーティ)
- 置くだけで本体とコントローラーを同時充電
- コントローラーに充電式パックが付属する場合も
- モバイルバッテリー+USB-Cケーブル
- プレイ中も給電しておけば長時間連続使用が可能
- ポケットや背面ストラップに装着できる軽量モデルが便利
- 充電式電池(コントローラー用)
- 単三電池の使い捨てを減らせて経済的
- 予備バッテリーを常に準備しておけば、電池切れのたびに交換OK
よくある質問(FAQ)
Meta Quest 3sの発売日はいつ?
- 2024年10月15日に発売済み
- 日本を含む複数地域で同時期にリリース
- ゲーム1本付属などの期間限定キャンペーンも話題に
PCと接続して使えるの?
- 有線のOculus Link / 無線のAir Linkどちらも利用可能
- 高性能PCと組み合わせればSteamVRなどのPCVRタイトルもプレイ可能
- 無線の場合はWi-Fi 6(または6E)環境が望ましい
どちらが長く使える?
- バッテリー駆動時間
- 3:約2.2時間
- 3s:約2.5時間
- 大きな差ではない
- 将来的なサポート面
- 最新チップを積んでいるため、数年単位での現役維持が期待できる
- 深度センサーがある3の方が将来のMR対応には有利かも
結局どっちを選ぶべき?まとめとおすすめ
VR初心者からヘビーゲーマーまで、どちらにも魅力があります。
最終判断のポイントは「求める映像体験の質」と「予算」のバランスです。
迷ったらここをチェック!
Meta Quest 3に向いている人
- とにかく美麗映像と没入感を求める
- 将来のMR機能や拡張性にも期待したい
- VRゲームをガッツリ遊んでクオリティに妥協したくない
Meta Quest 3sに向いている人
- コスパ重視で初めてのVRに挑戦したい
- 必要十分な性能があれば満足
- 家族や友人と気軽に遊びたい、サブ機が欲しい
コスパ重視派への結論
- 初めてVRを試すなら、まずはQuest 3s
- 価格が圧倒的に手頃
- 画質も標準以上で十分楽しめる
- 浮いたお金でアクセサリーやソフトを充実させるのが賢い選択
今後のアップデートにも注目!
- Metaはソフトウェア更新で機能を強化するのが得意
- Quest 3は深度センサー搭載ゆえ将来的なMR進化が期待される
- Quest 3sも最新チップを積んでいるため長期サポートが見込める
- VR市場全体の盛り上がりに合わせて新作ゲームやサービスが続々登場予定
いずれを選んでも「今が買い時」と言えるほど、2025年3月現在のMeta Questシリーズは完成度も高くアプリの充実度も申し分ありません。ぜひ自分に合ったモデルを選んで、思う存分VR体験を楽しんでくださいね。
コメント